広電 電車混雑度情報提供実験など

広電 電車混雑度情報

 広島の続きになりますが、広島電鉄の電車の車内で、今日の画像のような中吊りの告知を見かけました。内容は、「電車混雑度の情報提供に関する実験のお知らせ」というもので、八丁堀と土橋電停で1日づつ、各3時間行われるようです。提供される情報は、電車の行先ごとに位置、混雑度(空〜満まで4段階)、車種(単車・連接・低床)となっています。実験の実施主体は、「国土交通省都市・地域整備局街路課」ですが、国交省のページを検索しても、とくにヒットしませんでした。昨年高知で同様の実験をやっているので、手法としては、似たようなものだと思います。
 電車の混雑表示実験など - 猫電車日記
広電では、現在の「電車がきます」の接近表示を、来年1月を目途に新運行システムを利用したものに切り替えることを公表していて、分刻みの接近状況と車両の種類を提供することが予定されています。またそれとは別に、グリーンムーバーについては、GPSを利用した位置情報が提供されています。今回の実験では、高知と同じように、混雑度を目視で確認して情報を送るのでしょうが、この点が自動化されれば、今回の実験と同じ項目の情報提供は可能ということになります。
 すべての電停に必要とは思いませんが、広電の場合、運転系統も本数も多く、混雑度も含む情報が提供されることによる乗車率の平準化によって、円滑な運行も期待できるため、実用化されれば、メリットは大きいのではないでしょうか。
 もうひとつ、広島電鉄に関する話題を紹介しておきます。
 ドームを「誇る」ポスター撤去 中国新聞
これは、車体にも広島の名所を描いて走っている5101号の車内のポスターだと思われます。人によって取り方は違うのでしょうが、ドームを「誇る」と表現するのは、私は違和感を感じます。