函館市電の思い出(その3)

函館市電 函館駅前電停

 数日前に函館駅の時計の針が落下したというニュースがあって、函館駅が建て替えられていたということを知りました。
 大時計の一部落下 函館駅、長針カバー17キロ 北海道新聞
函館駅は2003年に建て替えられたらしいのです。行かないので知りませんでした。昔の函館駅で思い出すことは、駅の一角のスナックコーナーのようなところが、名門「みかど食堂」を名乗っていたことです。そこでラーメンを食ったような気もするし、食べようと思っただけで食べなかったような気もします。神戸駅にも明治時代からの歴史を誇る「みかど食堂」があったんですが、ちょっと前になくなってしまいました。
 100年の味に幕 JR神戸駅の構内食堂「みかど」 神戸新聞
調べてみると、今でも函館駅の駅弁とか駅の中でとんかつ屋さんを「みかど」がやっているみたいですね。港町函館と神戸のちょっとした縁なのかもしれません。画像は函館駅前の電停で、後ろに写っているのが旧函館駅舎です。電停の看板がイカの形をしています。函館と言えばイカが有名で、思い切って入った寿司屋で食べた寿司はすごくおいしかった。でも、朝市で食べたラーメンはあまりおいしくありませんでした。
 全然市電の思い出になっていませんが、私が行った1999年というのは、公営企業の見直しを掲げて当選した函館市長が就任した年でした。そういうことで、函館市電についても、当時議論の対象になっていました。現在、市電は存続していますが、市バスは民間に譲渡されて、なくなってしまいました。市電の沿線でいうと、十字街とか大門とかちょっと寂れた印象もあって、やっぱり厳しいのかなあと思った記憶があります。路面電車を中心にした街づくりなどどいうことが流行る前の話です。