秋の初めの福鉄電車(その2)

福井鉄道 770−771号

 この画像は、西武生の側線で試運転する770形の様子です。見た限り車番の改番は行われていないので、たぶん福井鉄道でも770形なのだと思います。岐阜時代から変わったことといえば、塗装とパンタグラフシングルアームタイプになって、福鉄在来車と同じように武生方に1基取り付けられていることでしょうか。他にももっと細かいことはあるかもしれません。この画像を撮ったのは西武生駅のホームからですが、ざっと見た感じ福鉄の現在のホームの高さと、770形の床面は面位置にはこないようで、ホームのほうがやや高いような印象を受けました。来年3月までに行われるはずの、営業運行しながらホームを切り下げていく工事というのも、かなり工夫のいる工事かもしれません。
 福武線の電車に乗っていると、ふと彼らの出身地である揖斐線の沿線の雰囲気に似ているなあと思ったりする一瞬がありました。もっとも、そういうくくりかたが許されるのであれば、地方都市の郊外はどこも同じようなものかもしれないのですが。