土佐電気鉄道ICカード「ですか」

土佐電気鉄道 603、592号

 土佐電気鉄道ICカード環境省の補助を受けて導入するという話がありましたが、高知県交通と共同でカード運営会社「ですか」が設立され、カード名も「ですか」に決まりました。
 来年1月稼動 土電、県交の共通カード「ですか」 高知新聞
この記事に書いてある範囲しか情報がありませんが、来年1月を目途に本格稼動させるとのことです。電車もバスもたくさんいるので、カードリーダーの整備や料金箱の更新が必要になることを考えると、一気に全車両に導入することは無理なようにも思いますが、当初との程度の規模ではじまるかは不明です。
 さらに、電子マネーとしての機能も持たせて、「高知県の地域カード」を目ざすとのことです。鉄道系の電子カードは、戦略として運賃の支払いに特化するものと、総合的な電子マネーとしての展開を目論むものと2とおりに分かれますが、土佐電鉄連合の戦略は後者のようです。高知にはJR系のカードがないので、先行することで、有利に展開できるかもしれません。
 長崎や高知は、磁気カードの段階を飛ばして、ICカードの導入となりました。汎用性の高さが、ひいては公共交通の利便性の高さにつながるよう、成長してくれることを期待したいです。