土電電車にメロディーホーンなど

土佐電気鉄道 626号

 土電電車に優しい警笛 電子音タイプ順次導入 高知新聞
記事にはメロディーホーンと書いてありますが、ミュージックホーンともいいます。電車が警笛の替わりにチャイムのようなものを鳴らして注意喚起するもの、それを土佐電鉄で、平成20年までにすべての車両の設置することになったそうです。
 メロディーホーンは、関西圏では新快速が駅に入線するときや通過するときに鳴らしています。最初に導入したのは小田急ロマンスカーだそうですが、路面電車業界では、確か伊予鉄道の市内電車がすべての電車にメロディーホーンを付けているはずです。記事にあるように、警笛ほど威嚇する必要はないけど、注意喚起したい場合、例えば交差点で右折待ちの自動車の横を通過するときに、電車が接近していることを知らせるためなどに使われているようです。
 もともと昔の路面電車にはフートゴング(たぶんfoot gong)と呼ばれる警鐘が設置されていて、一説にはそれが「チンチン電車」の由来とも言われています。阪堺電車のモ161形には、フートゴングが残っているものがあるはずです。それとは別に、新しい電車でもヨーロッパ系のグリーンムーバーポートラムにはゴングが付いていて、メロディーホーンと同様に注意喚起用に使っているようです。いろんな意味で配慮が必要な時代になったということでしょうか。
 もうひとつ、広島電鉄で唯一安全地帯のない小網町電停の路面表示が目立つように描き換えられたというニュースがあったので、紹介しておきます。
 「ここは電停」、緑色で注意 中国新聞
先日広島へ行きましたが、夜、電車に乗って通過しただけなので、気づきませんでした。ここは自動車の通行量は少ないですが、とくに夜間に乗り降りするお客さんの安全確保のためには有意義だと思います。