大阪市電保存館公開 2006

大阪市電 30号
 今日は、大阪市営地下鉄の緑木検車場の敷地内にある大阪市電保存館の見学に行ってきました。前に来たのは5、6年前で、市電保存館の公開が定例行事として定着しはじめたころでしたが、最近は、同時に同じ緑木検車場の敷地内に保存されている地下鉄御堂筋線の開業時の車両なども公開され、敷地内でミニ電車の運行が行われるなど、年1回のイベントとして成長しています。
大阪市電 25号
 保管されている市電は6両です。開業時の2階建て電車を市電50周年のときに復元した電車や、その他明治時代に製造された電車の復元車が2両保管されているほか、1601型、3000型のような大阪市電の全盛期を伝える車両が、当時の車内広告を残したまま保存されていて、バラエティに富んでいます。そして、あと1両がこの画像は散水車(撒水車)25号です。道路が未舗装の時代、散水車はどこの路面電車にもあったようですが、現存するものは、おそらく大阪市電のこれだけで、貴重なものです。この市電保存館は、建物が狭くて写真が取りにくいところで、めいっぱい下がってこれくらいしか撮れません。
ヘルブラント台車
 市電関連でいうと、市電保存館ではないのですが、大阪市電の開業時の電車に使われていた台車が地下鉄の保存車両の近くのテントの下で展示されていました。ドイツのヘルブラント社製のもので、大阪市電から伊予鉄道を経て能勢電鉄へ譲渡され、宝塚ファミリーランドで展示されていたものを大阪市交通局が譲り受けたとのことです。
 このイベントの前日の模様の記事が載っていましたので、紹介しておきます。
懐かしい車両が勢揃い! 開業時の地下鉄・ゼブラバス・・・ フジサンケイビジネスアイ
もうひとつ、大阪市電関連で、NHK連続テレビ小説芋たこなんきん」で、市電の通る昭和の大阪の風景が再現され、話題になっているそうです。私はドラマは見てませんので、どのようなものかは分かりませんが、記事に画像が出ています。
昭和の大阪、VFXで再現 連続テレビ小説「芋たこなんきん」読売新聞