引き続き、広島

広島電鉄 553号

 昨日の路面電車まつりのあと、広島で1泊しました。「動く電車の博物館」と言われた広島電鉄も世代交代が進み、平日の朝しか見られなくなってしまった電車もあります。それで、月曜日の今日、1日休暇をとって、広島で朝から夕方まで、電車に乗ったり降りたり、歩いてみたり、写真を撮ったりして来ました。
 とりあえず、今朝の「希少車両」の運用状況です。私のメインテーマの神戸市電は3両とも出ており、582号と1156号は3号で、584号は7号で走っていました。被爆電車は652号と654号が運用に就いていました。江波の電車では、553号、554号、602号がいずれも7号で広電前まで来ていました。これらの電車は、朝のラッシュ時間帯が終わると、みんな車庫に引き上げて行きましたが、553号だけは7号・8号で終日運行されていました。画像は原爆ドームをバックに相生橋を上がってくる553号です。かつての宮島線直通の花形だった550形も3両が廃車になり、残り2両だけになってしまいました。広電の写真といえば、原爆ドームとの組み合わせは定番ですが、たまにはそういうのもいいかと。時代が変わり、人も電車も変わっても、原爆ドームの横を広電が走るのは、たぶん変わらない「特別な風景」ですから。
 どこに行くというあてもなく電車に揺られていると、癒される気がします。そういうときは、「ミューン」という走行音の今時の電車よりも、「ガリガリガーガー」いう古い釣り掛けの電車の方が心地よいように思います。ちょっと何か病んでるのかもしれませんが。
 ASSEの地下買った「酔心」の弁当を食いながら、「こだま」で帰ってきました。